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うわぁ、まずいです。
第一回検定の後、すっかり放電状態でブログ更新をしないまま、
いつのまにやら月日は流れ、幾星霜。
気が付けば、すーーーっかり、とんでもなく御無沙汰してしまいました。
スイマセン。いやっ、怒らないでください。
「顔をぶたないで!わたし、女優なんだから!」
あーあ、年がばれるってば……。
最近、若い子と話がかみ合わない、わたくし。
さてさて。
先週、天文宇宙検定ツイッターのフォロワーさんから、
「宇宙産業シンポジウムというイベントがあるのですが……」
と、ダイレクトメッセージを頂戴しました。
メッセージをお送りいただいたのは、
このシンポジウムを切り盛りされている
宇宙学生団体【Noti’s】のメンバーの方。
Noti’sとは、宇宙に関わる様々な活動を、
京都を中心に関西で活動している学生団体だそうです。
「宇宙を知ってもらい、宇宙を舞台に活発に活動する人を増やす事を目的としています」
とのこと。
『あぁぁ、ホームページの端々にほとばしる、その若さがちょっと……憎いわ』(ぼそっ) 。
3月にできたばかりとのことですが、
かなり精力的に活動なさってらっしゃるご様子。
こういう若者がいるんですねぇ。うんうん。
肝心のシンポジウムについては、
「宇宙業界で働かれている方、宇宙業界に就職を考えてらっしゃる学生にとっては、
とても価値のあるものであるため、是非是非ご参加ください! 」
とのこと。
講演予定の方々は……
◆京都大学宇宙総合学研究ユニット副ユニット長 【山川宏】様
◆株式会社アクセルスペース 【中村友哉】様
◆和歌山大学特任教授 【秋山演亮】様
◆京都大学特定講師 【磯部洋明】様
◆麻布大学教授 【パトリック・コリンズ】様
なるほどぉ。
これは確かに、濃ゆいお話がお聞きできそうです。
わたくし、出版業界に就職しちゃいましたけど参加申込をさせていただきました。
いまから、とっても楽しみです。
京都、ひさしぶりだなぁ……。
なに食べようかなぁ。
いや、仕事ですから、しごと。
天文宇宙検定の合否通知の発送につきましては、
当初11月28日を予定しておりましたが、
作業に遅延が生じており、発送が1週間ほど遅れる見込みです。
受験者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしまして、
誠に申し訳ございません。
今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
試験の採点が、ほぼ終わりました。
合格率など、詳細は、後日御報告をいたします……が。
2級の試験問題が、難しかったでしょうか?
それとも、3級の問題がやさしすぎたでしょうか?
合格率に少々開きが出てしまったようで(汗)。
多くの課題(反省点とも申しますが)を抱えるスタートとなりました
さて、試験後に、たくさんの御質問や御指摘をお寄せいただきました。
誠に有難うございます。
委員の先生方ともに、メールを拝見いたしました。
なかでも御質問が多くよせられた問題が、これ。
【問15】 宇宙の膨張速度は今後どのようになっていくと考えられているか。
①加速する ②減速する ③変わらない ④0になる
《正解》 ①
御質問は、ほぼみなさん同じ。
「宇宙の将来については、いろいろな説があり、
『加速する』という説だけではないと思っているのですが、どうなのでしょうか?」
これについては、先生方から以下のような回答をいただきました。
現在の学説としては、さまざまな観測結果から、
「加速膨張が定説である」と、いってよいと考えられます。
これは、ほぼ観測事実で、だからこそ、ノーベル賞も出たわけです。
もちろん、科学の通例で、いつか覆る可能性もあります。
明日以降も、いただいたご質問への回答をアップしまいります。
質問をいくつかいただいております。
■出題範囲についての御質問。
「2級、3級共公式テキストをマスターしていれば合格出来るでしょうか ?
公式テキストに載っていない部分が出題される事はあるのでしょうか?
そのような時の為に読んでおいたら良い本などありましたらご教示下さい」
公式テキストをしっかりマスターしていただければ、
合格できるように問題を制作していただきました。
若干、ひねった問題もあります(いぢわるな先生がいらっしゃるようで)。
それらは、計算していただいたり、考えていただかなくはなりませんけれども。
しかし、委員会としては、広く天文学の書籍を読んでいただければ、うれしい限りです。
委員の先生方にアンケートをとって、影響を受けた本や、おすすめ本などについて、
御紹介してまいりますね。
■ドレークの式への御質問。
「2級の1章末問題の5問目 ドレークの式」に関して、もう少し詳しく説明してください」
以下、先生からの回答です。
【御質問への回答】
銀河系が誕生して以来、星は生まれたり死んだりはしているが、
非常におおざっぱに考えると、
宇宙の年齢(だいたい銀河系の年齢)は100億年。
その間に星が2000億個ぐらい生まれたと見積もることができます。
したがって、
2000億個÷100億年=20個/年
となります。
なお、ドレークの式は、
いろいろな要素を掛け合わせた形になっていますが、
要素の中で、fp、fl、fi、fc は、「確率(割合)」なので、
単位をもちません。
また、ne も個数なので、やはり単位はないです。
単位をもつのは、銀河系の中で1年間に誕生する星の個数
R(=20個/年)と、文明の寿命L(=?年)だけです。
したがって、すべてを掛け合わせると、
単位の年が消えて、文明の数になるんですね。
さて、明日はいよいよ試験本番です。
スタッフ一同、なにぶん初めての試みで、
至らぬ部分が多々ございました。
お詫び申し上げます。
みなさまの御健闘をお祈り申し上げます。
『思い出★星空MAP』キャンペーンは、
応募を締め切らせていただきました。
たくさんの御応募をいただきまして、誠にありがとうございました。
当選者の方にはTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡いたします。
今後とも、天文宇宙検定を宜しくお願い申し上げます。