ご質問への回答です
2011.10.8
質問をいくつかいただいております。
■出題範囲についての御質問。
「2級、3級共公式テキストをマスターしていれば合格出来るでしょうか ?
公式テキストに載っていない部分が出題される事はあるのでしょうか?
そのような時の為に読んでおいたら良い本などありましたらご教示下さい」
公式テキストをしっかりマスターしていただければ、
合格できるように問題を制作していただきました。
若干、ひねった問題もあります(いぢわるな先生がいらっしゃるようで)。
それらは、計算していただいたり、考えていただかなくはなりませんけれども。
しかし、委員会としては、広く天文学の書籍を読んでいただければ、うれしい限りです。
委員の先生方にアンケートをとって、影響を受けた本や、おすすめ本などについて、
御紹介してまいりますね。
■ドレークの式への御質問。
「2級の1章末問題の5問目 ドレークの式」に関して、もう少し詳しく説明してください」
以下、先生からの回答です。
【御質問への回答】
銀河系が誕生して以来、星は生まれたり死んだりはしているが、
非常におおざっぱに考えると、
宇宙の年齢(だいたい銀河系の年齢)は100億年。
その間に星が2000億個ぐらい生まれたと見積もることができます。
したがって、
2000億個÷100億年=20個/年
となります。
なお、ドレークの式は、
いろいろな要素を掛け合わせた形になっていますが、
要素の中で、fp、fl、fi、fc は、「確率(割合)」なので、
単位をもちません。
また、ne も個数なので、やはり単位はないです。
単位をもつのは、銀河系の中で1年間に誕生する星の個数
R(=20個/年)と、文明の寿命L(=?年)だけです。
したがって、すべてを掛け合わせると、
単位の年が消えて、文明の数になるんですね。
さて、明日はいよいよ試験本番です。
スタッフ一同、なにぶん初めての試みで、
至らぬ部分が多々ございました。
お詫び申し上げます。
みなさまの御健闘をお祈り申し上げます。
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